奄美大島とは鹿児島県の離島で、1年中温暖な気候です。
今回私は12月末から年始にかけて奄美大島へ旅行に行ったのですが、ビックリするほど暖かかったです!とても冬とは思えない!
年末年始の寒い時期を暖かい気候の土地で過ごすのは最高の贅沢!
わざわざ海外に行かなくても、飛行機で手軽に行けるのがうれしいですね。
今回関空から格安航空の就航が始まったということで、さっそく奄美大島へ行ってきました。
現地のおすすめ情報もあるので、気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね。
奄美大島年末年始の気温
今回年末年始には寒波が来る!といわれていましたが、奄美大島は比較的暖かかったです。
ただ、残念なことに私が行った日は天気が悪く常に雨か曇りなのが残念でした。
ちなみに3泊4日の旅だったのですが、1日目は夕方について夜は少し雨が降っていました。
2日目は雨が降っていましたが気温が20度だったため、長袖の薄手のTシャツ一枚で過ごせる気温でした。
3日目は曇りでしたが気温が下がって17度くらい。薄手の上着を一枚羽織るとちょうどいい感じ。台風並みに風が強くて、歩くのが大変なくらいでした。
4日目は3日目と同じくらいの気温でしたが、昼以降には晴れて体感的にはかなり暖かかったです。夜も寒暖差はさほどないので、薄手の上着を着れば大丈夫。
室内の日が当たっているところでは、ものすごく厚く感じました。
4日とも、どんなに肌寒くてもダウンがいるようなことはありませんでした。
関空から格安航空で奄美大島へ
今回私は関空発のpeachに乗って奄美大島へ出発しました。
現在一日1便しか出ておらず、奄美大島へは夕方に着く便が就航しています。
大体1時間半くらいでつきました。
安いので仕方がないのですが、機内は結構狭いです。
大柄な方だとちょっと厳しいかも。女性でも圧迫感を結構感じましたし、狭い中にぎゅうぎゅうに大人数が入っている感じでした。
確か180人乗りだったかな。
年末年始ということもあり、乗客には赤ちゃん連れの方も多くて結構大変そうでした。
機内は結構赤ちゃんの泣き声がいろんな方向から聞こえてきます。
(赤ちゃんも気圧のせいで耳も痛くなるだろうし、お母さんも狭くて大変そうでしたね。。。)
その分お値段も安いので、快適さをとるか安さをとるかといった感じですね。
ちなみに機内持ち込みの手荷物ですが、確か1人2個まで持ち込めて重さは7キロ以内だったと思います。
私はスーツケースを一つ預けたのですが、事前に申請していなかったため片道2800円余分にとられました。。。
チケット購入の時に事前に申請しておけば、1000円くらい安いっぽいです。
ちなみに重さは20キロまでなので、結構いけますよ。
あと、預ける荷物にはモバイルバッテリーは入れられません。私は知らずに入れていたので、検査の時に引っ掛かりました。
モバイルバッテリーは手荷物で持ち込むのはOK。
後海外の時みたいに液体物をジッパー付きの袋に入れたりする必要もありませんでした。
peachではドリンクや食事が有料なので、ほとんどの人は手荷物検査が終わった後ペットボトルの飲料を買って持ち込んでいました。
フライト時間は短いですが、機内は乾燥しているので、持っておくのがおすすめです。
ホテルは立地で選ぶのがおすすめ!
奄美大島のホテルといえばインスタ映えすることで有名なザシーンをご存知の方が多いと思います。結構お値段もいいのですが、1日だけでも止まってみたいと思って調べてみたところ、年末年始はどの日もいっぱいでした。。。
今回私は名瀬という地名ところに滞在しました。
立地もよくて、目の前には飲食店がいっぱい!
晩御飯を食べてすぐに帰れるのもよかったです。
奄美大島の少し北の方に位置しているのですが、マングローブや岬、滝などの観光地が大体島のそれぞれの方角の端っこに位置しているので、移動するには車やバスで30分から1時間くらいはかかります。
観光地を巡るならレンタカーがおすすめ
観光地はそれぞれ島の端っこに位置している場合が多いので、移動にはバスか車が必要です。結構大きい島なので、自転車で回るのは難しい。
奄美空港の近くでもレンタカーがありますが、私はホテルまではバスで向かい、ホテルの近くのレンタカーショップで車を借りました。
しかし、年末年始で観光客が多いこともあり、一番近くて安そうな”奄美レンタカー”では車が借りられず、”トヨタレンタカー”で車を借りることになりました。トヨタは軽と普通車のレンタカー料金が同じだったので普通車を借りました。1日目は何とか借りられたのですが、喫煙者しかなく結構臭かったです。。。2日目は禁煙車が借りられました。
料金は奄美レンタカーのほうが安そうかな。。。トヨタの方は保険料とか入れて7000円~8000円くらいしました。マングローブや岬の方に行くには車があったほうが便利でした。
奄美大島は美味しいものがいっぱい!
奄美大島での食べ物は正直あまり期待していませんでしたが、今回食べたものはどれもとてもおいしかったです。
海が綺麗なので魚介もおいしいし、食べるところは結構ありました。
1日目は評判のいい居酒屋さんへお邪魔しました。
島の居酒屋むちゃかな
最初6時半くらいにお店に行ったのですが、いっぱいで入れずあきらめようとしていましたが、調べてみるとネットで当日予約できるとのこと。
少し遅くなりますが、19時半に予約を取って、その間近くのお店をチラチラ見て回ったりしました。
お料理は評判通りとてもおいしかったです!
海が綺麗なので、魚介が特に美味しかった!
奄美大島は鳥刺しが有名なのでしょうか。おすすめみたいなので頼んでみたらとってもおいしかったです。
九州と同じ甘めの醤油でいただきました♪
後はサガリのステーキがおすすめみたいでしたが、こちらはまぁまぁ。
サザエのつぼ焼きやモズク、きくらげのてんぷらなどをいただきました。
夜光貝が有名みたいなのですが、以前パラオで食べたシャコガイが全然好みではなかったので、今回はやめておきました。生が苦手な方はバター焼きもありましたよ。
こちらのむちゃかなでは、奄美の地酒の品ぞろえがすごいことで有名みたいです。私はお酒が飲めないのですが、他のお客さんは店主の方におすすめを聞いていろいろ飲んでいました。1000円で3種の飲み比べができるセットもありましたよ。
鶏飯ひさ倉
”鶏飯=けいはん”と読むそうです。
島豆腐も有名みたいでしたが、年末年始は締まっているようで、営業していた鶏飯のお店、ひさ倉に行きました。
すごい人気で駐車場もいっぱい、店内も行列でいっぱいでしたが、回転が速いようで、少し待つと普通に入れました。
私は鶏飯の鳥刺しセットを注文。1650円くらいだったと思います。
かなり立派な鳥刺しがついています。
2日連続で鳥刺しを食べて気づいたのですが、鳥刺しって結構凍った状態で出てきます。普通に考えて、「なんだ、まだ凍ってるじゃん」と思って溶けるまで待っていると損をします。
鳥刺しは半分凍ってるくらいが一番おいしいです。下手に解凍されるまで待ってしまうと、鳥のグニグニとした歯ごたえに変わってしまい、歯切れが悪く飲み込みにくくなってしまいます。私はあまり臭みとかは感じませんでしたが、凍った状態だと本当にくせがなく、むしろ解凍された時より柔らかい状態で食べることができるので、おすすめ。
鳥刺しは鮮度がいいのが一番なので、出てきたらなるべく早く食べきることをおすすめします!
ちなみに肝心の鶏飯でしたが、お店によって上からかけるお出汁があっさりだったりこってりだったりするそうです。
ひさ倉の鶏飯しか食べていないので何とも言えませんが、親鳥からしっかり出汁をとっているだけあり、思ったより味がしっかりついていておいしかったです。
ご飯の量が大量なので、少し残してしまいましたが、少食な私でも2杯ペロリといけるくらい食べやすくておいしかったです!
女性におすすめのジェラート屋さんLa Fonte
奄美空港から市街地へ向かう途中に”La Fonte”という有名なジェラート屋さんがあります。
外観がとってもかわいくて目立っているので、すぐにわかると思います。
ここは女性なら必ず行ってほしい!私は12月30日に行ったのですが、残念ながら行けたのはこの日だけ。年末年始はさすがに締まっているようです。
メニューはダブルとトリプルがあるのですが、私は色々食べたかったのでトリプルを選択。
奄美の黒糖・マシュ(奄美では塩のこと)・レモンソルベの3種にしました。
ここは本当におすすめ!今まで食べたジェラートの中で一番おいしかったです!とっても軽くていくらでも食べられちゃう!一緒に頼んだ紅茶も茶葉で本格的に入れてくれるので、とってもおいしかった!
奄美大島で一番幸せな時間だったかも。。。
この日は雨が降っていましたが、気温が高かったため外のテラスで食べている方が多かったです。
年末に外でジェラートが食べられる奄美って、何だかすごいですよね。
朝食におすすめの美味しいパン屋さん晴れるベーカリー
ホテルの朝食をつけておらず、朝は美味しいパンが食べたかったので、調べて評判の高かった”晴れるベーカリー”さんへ。
割とこじんまりとした店内に、お子様連れのお客さんが多くいました。
外にハンモックがあるので、子供たちが遊んでました。
シフォンケーキやベーグル・お総菜パンなど、どれも生地がふわふわモッチリしていてとってもおいしかったです。あまりに美味しすぎて2日連続で買いに行きました。
アクティビティに挑戦!
1日目は雨が降っていましたがマングローブのカヤックに挑戦。
こちらは事前にマングローブ茶屋というところで予約しており、カッパや必要な用具すべて込々で1700円という破格の値段設定。
説明のところにはガイド付きと掲載されていましたが、実際には進む方向を支持してくれる方が中間地点に1人だけいて、後は自分で行くという感じでした。
カヤックではなく、船に乗っていくツアーもあり、そちらはガイドの方がいろいろマングローブについて、奄美大島のことについて説明していたので、いろいろ知りたい方はそちらのほうがいいかも。
私は自分のペースで進めるカヤックも結構楽しかったです。
船ではいけないような細い道も進めるので良かったですよ。
マングローブの場所からさらに南、島の最南端の場所で海鮮丼をいただきました。奄美大島ではマグロの養殖が盛んだそうで、確かにマグロがとってもおいしかった!
そのあとはまたまた北の方へ移動して、ジェラートを食べたり、有名なハートロックを見に行きました。
ハートロックは近くのお店の駐車場を借りることができます。
トトロが使ってそうな大きな植物の森を抜けると、広い海岸につながっています。
この日は波が高く、ハートロックは波打ち際の岩場にあるのですが、正直命がけで写真撮りました。
ちょっと岩を伝っていかないと近くに寄れないのですが、波がバンバン来るので危ない!遠くから眺めて帰るだけの人がほとんどでした。
2日目のダイビングは中止
2日目はダイビングを予約していました。1日目のような雨もやみ、「よかった~」と思っていたのですが、なんとこの日はものすごい風が。
私たちからすると台風でも来たのかというくらいの風だったのですが、現地の人に聞くとよくあることみたいです。
天気は回復してきたのにもったいない。予約していたところから、「午前中の方は皆さんキャンセルしました。風が強いのでやめておいたほうがいいと思います」みたいメールが。。。
無理やり言ったところで海も濁っているだろうし、波が強い海に潜って撒餌をしたことがある私ですから、ここは潔く引き下がりました。
2日目は特にやることもなく、またレンタカーを借りてダイビング予定だったあやまる岬の方へドライブへ行きました。
年末だったので開いていませんでしたが、おしゃれなカフェアがあり、その前が全面芝生。その先には真っ青の海が!
風が強くて長いできませんでしたが、とっても眺めのいい場所でした。元旦にはこの芝生にこたつを並べて初日の出を楽しむイベントがあるそうなのですが、私は予定があったので行けず、どんな感じなんでしょうね。
そのあとは鶏飯を食べ、島の西の方へずーっと移動して、マテリヤの滝を見に行くことに。移動時間が結構長いので大変でした。2時間近くかかったかな。。。山道とトンネルをひたすら走ってようやくたどり着きました。途中で木が倒れていたりで結構スリルありました。
マテリアの滝の近くまで車で行けるのですが、滝までの階段が結構急なのと、手すりの木が朽ちていたりするので、お年寄りの方は断念してました。
階段を下りて少し歩くと、すぐにマテリアの滝があります。
この日は曇りだったのですが、晴れていると滝の部分にだけ日が当たってとても神秘的になるそうです。
曇りでも十分綺麗でした。滝って普通は透明度の高い水ですが、マテリヤの滝はエメラルドグリーンのような色でちょっと珍しいですよね。
前日雨だったせいか、水量がとても多かったです。
そのあと大浜海浜公園に行き、夕陽を見て帰りました。この日はさすがに風も強くて夕方になるととても寒かったです。前日とは大違い。暗くなる前にそそくさとホテルへ帰りました。
3日目はウミガメシュノーケリングへ
3日目はホテルまで迎えに来てもらい名瀬から30分くらいのところへウミガメシュノーケリングに行きました。
元旦にも関わらず予約が取れてよかった。。。
真冬なのにドライスーツなしでスノーケリングできるのってすごいですよね。
さすがに終わった後は少し寒かったですが、20分くらいはできたかな。
無事にウミガメも見ることができました。とってもゆっくりとした動きで泳いでいて、まるで空を飛んでいるようでした。息継ぎもゆーっくり上がってきて、かわいくて癒されました。
他にもいろいろな魚を見ることができました。
前日はダイビングできなかったけど、この日にいろいろ見れたので満足!
浜辺から海に入ったのですが、このあたりにはウミガメが何匹か住んでいるので、ほぼ100%の確率でウミガメに合う事ができるそうです。
この後はのんびり昼寝をしたりして過ごし、夕方の飛行機に乗って関空へと帰りました。
冬の奄美大島で気を付けること
私が奄美大島に行ったときは、本州との気温差が約10度くらい違っていました。気温差が大きいので、飛行機から降りた時の気温差を結構感じました。なるべく脱ぎ着ができて調節できるような服装にするのがおすすめです。本州の気温に合わせて厚手のニット&ダウンなどを着ていくと正直暑すぎます。
天候が変わりやすいので、天気予報を確認し、雨が降ることがわかっている場合は折り畳みの傘を持参するのがおすすめです。これは本当にあってよかった。雨が降っている日だけ持ち歩き、それ以外の日はスーツケースに入れておけばOK!ちなみにホテルによっては貸出していることもあるので、万が一忘れてもたぶん大丈夫。
レンタカーやアクティビティは事前に予約しておきましょう。私が行った年末年始はとにかくレンタカーやアクティビティの予約に苦戦しました。事前にしっかりと計画を立てておくのがいいと思います。
ちなみに1月2月はさすがに気温が低いので、ダイビングは慣れている方なら大丈夫だと思いますが、初心者の方はあまりやらないそうです。
その代わり1月の中旬ごろからホエールウォッチングが始まるそうなので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
冬の奄美大島の場合は、海水浴よりもダイビングやシュノーケリングがメインになってくると思うので、丈の長いラッシュガードを用意するのがおすすめです。私は上も下も完全防備で行きました。ウエットスーツを着ていても、中が水着だと後半寒くなってくると思います。
私が実際に着ておすすめだったのは、フードがついていないラッシュガードで、レギンス付きのものです。↓ ↓
フードがあるとウェットスーツを着た時に邪魔になるので、ないほうが無難です。レギンス付きだと寒い時に寒さ対策で使えます。
あとは飲食店なども事前に調べておくのがおすすめです。定休日の場合や人気店だとお客さんでいっぱいで入れないことも結構あります。
冬の奄美大島は工夫次第で結構楽しむことができます。
まだpeachの就航から間もない奄美大島ですが、これからどんどん観光地化が進んでいくことでしょう。
夏以外でも楽しめる奄美大島、ぜひたのしんでくださいね♪